訪問鍼灸たかコラムCOLUMN

2022.02.19 訪問鍼灸たかコラム
パーキンソン病 生活指導 機能訓練

【パーキンソンで声が小さくなってしまう】のはなぜ?

パーキンソン病では大半の方に音声・構音障害が出現するとされています。

特徴としては小声、声の高さや大きさの抑揚の乏しさ、不正確な構音、かすれ声、

ガラガラ声などです。

これは実はパーキンソン病の特徴である筋強剛や固縮、姿勢異常などが

影響しており、胸郭が大きく動かないことに伴う肺活量の低下や

のどが声の出しにくさに関係しています。
声が出しにくいのも身体の筋肉や姿勢が関係していたんですね。

 

☆セルフストレッチ☆

 

まずは体の準備をすることが1番大切です。
①まず姿勢をまっすぐに整えます。
椅子に深く座り、骨盤を起こし背筋を伸ばしてあごを引きかかとは床につけます。
②首を前屈・後屈・左右運動をおこなった後、大きく首をゆっくり回します。
③肩はすくめる-おろす、回す、息を吸いながら両手を上に伸ばして万歳し、ゆっくり息を吐きながら両手を下し力を抜きます。

 

お体を柔軟にした後に呼吸の練習に入っていくと効果的です。

発声は喉が締まったような感じになりやすいですがお腹から声を出すような気持ちで

行ってみて下さい。

 

◆ 施術内容について

● 筋緊張・筋疲労・疼痛 の緩和を目的とした鍼灸マッサージ
● 血流改善・関節拘縮の改善・進行を食い止める為を目的とした鍼灸マッサージ
● リラクゼーション効果

鍼灸治療

パーキンソン症状の代表的な症状は運動機能の問題です。
これらは筋と神経の命令伝達がうまく行われないことによって起こります。

パーキンソン症状の進行を抑えるには、運動が不可欠であるとされていますが、筋と神経系の命令伝達系の働きが低下している状態では、運動する意欲も低下します。
当院では、これらの運動器系の諸問題を改善することによって、日常動作を行えるよう
鍼灸・マッサージ 機能訓練(ストレッチ)治療を進めていきます。

 

◆ 他院との違い

通常の施術にプラスして、転倒予防・姿勢維持のために重点的に行っている事

① 足関節・足指の可動

足関節・足指の可動が狭くなりすり足歩行になっているケースが多く、立位不安定を防ぐために、施術ではしっかりと足関節・足指を動かし足を上げて歩くイメージを持ちやすくします

② 肩甲骨や背部・股関節など体幹を重視したストレッチ

(体幹の緊張がとにかく強い)

猫背がきつくなる円背と呼ばれる姿勢異常に移行するのを防ぐため
座位や仰向けで、患者さまは施術者に身を任せる形で極力脱力した体制で筋肉のこわばりに対してストレッチや可動域訓練を行います。
手足だけの鍼灸マッサージ施術は多いですが
当院では体幹の緊張を取っていくことが転倒予防の観点からは大事だと考えています。

マッサージ・ストレッチ

姿勢改善

③ 手引き歩行など歩行チェック

(足を上げる。すり足、すくみ足の修正)

患者さま自身が、歩きたいと思う意志に反して足がすくんで前に出ないなど
歩行の掛け声や対象に向かって足を出す練習などを行うことによりセルフイメージを高めることができます。
進行を抑えるためには「動かす」ということを続けることが大事だと考えます。

歩行訓練・機能訓練

◆ 最後に

当院では施術前に患者様の
血圧・体温・動脈血酸素飽和度(SpO2)測定を行います。
日頃の些細な体調変化を見逃さないよう、違和感のある際には体調・訪問時の報告を迅速に行うように心がけております。

 

■当院では女性スタッフを担当にすることが可能です。
ご要望がございましたらご遠慮なくお申し付けくださいね☺

✔当院の施術者は
全員、国家資格保有の鍼灸師です*

✔当院は神戸の鍼灸院です
*鍼灸施術
*機能訓練等、徒手施術
を行っています。

✔筋拘縮を鍼灸で取り除きつつ
手技により血流をよくすることで
筋肉の緊張緩和を促すなど
患者さまのコンディションに応じて機能訓練も行っています。

✔鍼灸治療はWHOの治療効果が認められた治療法です。

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